私はこの度、夏期YCE派遣生として8月3日(木)から8月23日(水)までの約3週間、台湾にホームステイさせていただきました。今回の派遣が私にとって初めての海外だったので、自分の英語力で上手くコミュニケーションがとれるのか、生活環境の変化についていけるのかなど不安や緊張でいっぱいでした。ですが、台湾で生活するうちにそんな不安はすぐに消えました。それぐらいホストファミリーや触れ合った人々がみんな優しくて親切でした。この期間中は、8日間ずつ「台湾の京都」と言われる台南という街に住む2つの家庭にステイし、残りの5日間は台湾人と日本人のYCE派遣生全員でキャンプに参加しました。最初のホームステイでは、ほとんど家族のみんなで一緒に歴史博物館やツリーハウスなどいろんな場所へ出かけました。2つ目のホストファミリーは、2人の娘と、親戚の子と一緒にショッピングに行ったり、ドライブをしたりしました。また、家族で台中へいって親戚が経営しているという宿泊所に泊まり、次の日にサイクリングにもいきました。どちらの家族も私を本当の家族のように受け入れてくれて、別れる日には「If you come to Taiwan again, please come to my home.」と言ってくれて、別れるのが本当に辛かったです。ホームステイの後は、キャンプが待っていました。2つ目のホストファミリーの子も参加することは事前に知っていたのでそこまで不安に思うことはなかったのですが、5日間という短い間で仲良くなれるのかということだけが気がかりでした。キャンプでは、YCE派遣生みんなで台湾中をまわり、いろんな体験をしたりいろんな場所を訪れたりしました。キャンプが始まる前に思っていたことが馬鹿らしく思えるくらい、みんなと仲良くなることができました。そして帰国する日。こんなにも時が経つのが早いと思ったことはありませんでした。キャンプで仲良くなった台湾の学生が「Don’t go home」と言ってきて、本当に帰りたくなかったし、涙が止まりませんでした。飛行機で行けば3時間という距離にある国ですが、言葉はもちろん文化も生活様式も全く違います。この21日間を経て、それを肌で触れ、改めて実感しました。中国語にも興味をもつようになったので、話せるように勉強し、再び台湾を訪れて感謝の気持ちを伝えたいと思います。また、台湾に派遣されたほかの日本人学生からも多くの刺激を受け、これからの進路を考える良い機会となりました。ネットで調べてもわからない、感じることのできないことばかりでした。今回、このYCEプログラムに参加することができて本当に良かったです。一生の思い出です。